
半田のおっさん

「滝修行中に中学生の女の子が亡くなった」というニュースがありました。
一緒にニュースを見ていた主人に勧められて読んだのが浅田次郎の「あやし うらめし あな かなし」です。
短編集なのですが、最初と最後が著者の曾祖父にあたる人の話で、最後の話が狐に憑かれた女の子の話でした。
この最後の話で思い出したことがあります。 それが「半田のおっさん」
小さい頃の私は癇が強く、場所が変わると大泣きして寝なかったり手のかかる子だったそうです。
「疳の虫」を抑えるため祖父や祖母に「半田のおっさん」のところに連れて行かれたことを思い出しました。
そこで何をやったかはっきりとは覚えていないのですが、手のひらに墨で何かを書かれ、塩を塗られ、それを握って帰ったのは覚えています。
それってお祓い?おまじない?何だったのかなぁ。
「半田のおっさん」はとっくに亡くなったと思うけど、私が小さい頃にはそういうことをやっている人がいたんですね。
懐かしいけど少し怖い思い出です。
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